人気ビーチで公然と性交渉=目の前に子ども、SNSで拡散

子供の存在を無視してビーチで性行為に及んだカップル(29日付G1サイトの記事の一部)
子供の存在を無視してビーチで性行為に及んだカップル(29日付G1サイトの記事の一部)

 サンパウロ州沿岸サンヴィセンテ市にあるゴンザギーニャ海岸で、あるカップルが公然と性交渉を行なっているところが目撃され、物議を醸している。通りかかった海水浴客によって撮影された動画がSNSで拡散され、あろうことか二人のすぐ側には子供がいたため、その不謹慎極まりない行動に近隣住民やネットユーザーの間に怒りと反感が広がっていると、29日付G1など(1)(2)が報じた。
 事件現場となった同海岸は、市内中心部や歴史的観光スポットの近くにあり、多くの観光客に人気の場所だ。ヨット、ジェットスキー、ウェイクボード、ウィンドサーフィンなどのスポーツを楽しむ人々に広く利用され、地元住民も頻繁に訪れる活気のあるビーチだ。
 G1の取材に対し目撃者は、カップルは自転車に乗って現場に到着し、静かに砂浜に横たわり、周りにいた複数名の海水浴客を無視して性行為を始めたという。そこからわずか2メートル程しか離れていない場所には子供が座っており、行為の最中もそこに座ったままだったと言う。その後カップルは静かにその場を後にしたという。
 ブラジル刑法では公共の場でのわいせつ行為は犯罪行為とみなされ、3カ月〜1年の禁固刑または罰金刑に処されるが、近くに子供がいたことから、さらに重い刑罰が課される可能性があるという。
 サンパウロ州の海岸ではこのようなケースは珍しくなく、今年2月にも隣町サントス市の海辺で性行為をしていた別のカップルの目撃情報がある。
 サンビセンテ市役所は声明の中で、事件が起きた場所は街頭カメラによる監視範囲外であったため、録画映像などの記録はないと説明している。市警備隊(GCM)が同件についての通報は受けていないことも明らかにした。
 市当局によると不審な行動を見かけた場合は、GCMの153、または軍警の190に電話するか、市内に設置されている30台の防犯用ポールに備え付けられた緊急ボタンを押して通報することができる。

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