オキナワサントス=サンビセンテで上映会=松林監督も参加、5日

『オキナワサントス』上映会告知画像

 サンビセンテ日本人会は5日午後7時、サンパウロ州サンビセンテ市のEspaço Multicultural(Praça 22 de Janeiro – São Vicente)で、松林要樹監督のドキュメンタリー映画『オキナワサントス』(2021)の上映会を行う。上映会にはブラジル滞在中の松林監督も参加する。サンビセンテ市、ブラジル沖縄県人会協力。入場無料。
 当日は午後6時から入場券を配布し、午後6時30分からセレモニーを行う。上映後には松林監督との質疑応答が行われる。

松林要樹監督

 サンビセンテ日本人会のファビオ・イガイ会長は「『オキナワサントス』はブラジル沖縄コミュニティとして非常に重要な作品となっています。松林監督と話すことができるまたとない機会なので、是非ご参加ください」と話した。
 同作ではブラジル政府が第2次世界大戦中にサンパウロ州サントス市在住の日本人・日系人居住者に対して行った24時間以内の強制退去命令によって引き起こされた様々な悲劇的な事件を取り上げる。当時、サントス市には沖縄県系人が多く暮らしており、事件被害者の約6割が沖縄県系人だった。
 ブラジルではこれまで沖縄県人会が中心になって上映会を行ってきた。7月25日に行われた恩赦委員会での政府謝罪決定後、初の上映会となる。
 サンビセンテ市はサントス市に隣接しており、同日本人会ではかねてから同作品の上映会実施を希望していた。

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