【13日の市況】ボベスパ指数は6連騰を記録、0.98%上昇して132,397.97ポイント=6日間でそれは7,000ポイント高=商業ドルは0.84%下落して5.44レアルに

 ボベスパ指数は6連騰を記録した。しかし、それはただの高値ではなく、幅広く、一貫した、驚くべき高値だ。本日は0.98%上昇して132,397.97ポイントとなった。指数が1,000ポイント以上上昇したのは過去6取引セッションで4回目となった。
 IBOVの終値としては1月以来の高水準である。今年最初の月の8日に、Ibovespaが132,427ポイントで0.31%上昇し、132,000を超えて閉じた時が今までの最高値だった。現在の上昇が始まったとき、IBOVは125,200ポイントであった、言い換えれば、これらの6日間で、それは7,000ポイント以上を獲得している。
 商業ドルはIbovespaの好調な勢いに追随し、6回連続で下落し、現在5.44レアルで0.84%下落した。7月の卸売物価上昇率が予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切る可能性が高まったことで、米通貨は下げ幅を拡大した。これはウォール街の株価指数を押し上げ、終値は一貫して上昇した。
 良いニュースはまだある。IBGEがブラジルの農作物の収穫予測を改善したのだ。ブラジルのGDPは、前月0.4%減だったサービス部門が5月に比べて6月は1.7%増となり、2.7%増となった2022年12月以来の大幅な伸びとなった。
 XPのエコノミスト、ロドルフォ・マルガト氏は、「PMS(サービス調査)の結果を見ると、情報通信と家庭向けサービスが好調で、労働市場の力強さ、依然として高水準の財政移転、可処分所得の拡大を大きく反映している」と述べた。
 6月のサービス業におけるポジティブ・サプライズは、2024年第2四半期のブラジルのGDPが年初3ヵ月と同様のパフォーマンスを示すだろうというエコノミストの予想を補強している。
 政治面では、ロドリゴ・パチェコ上院議長が、国家債務と減税の問題を今週中に解決すると約束した。投資家は、ブラジルの財政状況に大きな影響を与える可能性のあるこれらの要因に注視している。

Ibovespaの上昇

 ウォール街のパフォーマンスに加え(特にナスダックは2.4%上昇)、銀行セクターがIbovespaの上昇を支えた。BB(BBAS3)は1.29%上昇、ブラデスコ(BBDC4)は10連騰で1.22%上昇、イタウ・ウニバンコ(ITUB4)は2.83%上昇、サンタンデール(SANB11)は1.17%上昇した。B3(B3SA3)は勢いに乗り、3.61%上昇した。
 小売業者も上昇し、アサイ(ASAI3)は2.24%上昇、マガジン・ルジア(MGLU3)は2.63%上昇した。ロハス・レンナー(LREN3)は、取引セッションの一部で上昇したが、0.13%下落して終了した。
 エンブラエル(EMBR3)は新規航空機受注で0.92%上昇した。CSN(CSNA3)とCSNミネラソン(CMIN3)はそれぞれ4.37%、6.29%上昇した。

下落

 反対に下落したのはナトゥーラ(NTCO3)だった。化粧品メーカーが第2四半期の損失拡大を報告し、また最大の債権者である非営業子会社エイボン・プロダクツ(API)から米国で司法による回収を要請されたため、株価は8.85%下落した。
 シティのアナリスト、ジョアン・ペドロ・ソアレス氏の見解では、同社の第2四半期の業績はポジティブであり、エイボン・ブラジルとラテンアメリカがすでに変曲点に差し掛かっていることを示している。
 ナトゥーラに加え、ヴァーレ(VALE3)は中国での鉄鉱石の下落により0.44%下落、ペトロブラス(PETR4)は国際原油価格の下落に圧迫され0.62%下落した。しかし、いずれもイボベスパ指数を下げるには至らなかった。

 明日はアメリカの消費者インフレデーだ。このデータは、このすべての魔法を破る力を持っているが、インフレが飼いならされることが期待されている。ブラジルでも小売データが発表される予定だ。新たな好材料がこの勢いを持続させるかどうかを見守る必要がある。

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