大分代表する日本酒「ちえ美人」=「もっとブラジル市場に参入したい」

中野法彦さんと中野淳之取締役(左から)

 大分を代表する酒蔵の一つ、有限会社中野酒造の代表取締役、中野淳之さん(大分県、44歳)と海外輸出責任者の中野法彦さん(大分県、35歳)が7月19日から21日、サンパウロ市のイベント施設「サンパウロエキスポ」で開催された「ふるさといいもの展」に合わせ、JICAの日本訪問団の一員として初来伯した。
 両氏は、いいもの展大分ブースで同社製品の「ちえ美人純米」と「ちえ美人紅茶梅酒」の紹介を行った。「ちえ美人純米」は、フランス蔵マスターコンクールの最高賞「プレジデント賞」を受賞したフルーティーな一品で、「ちえ美人紅茶梅酒」は紅茶の香りが楽しめる変わり種の梅酒として人気がある。伯国では昨年からヤマト商事が輸入し、同社系列のレストランや小売店を通じて販売されている。
 中野取締役は「いいもの展や日本祭りの規模を見て、ブラジルの日系社会はこれほど大きいのかと驚きました。大分県人会の方々は私達を暖かく迎えいれてくれ、とても感謝しています。今後は県費留学生との交流も深めていきたいです。ちえ美人が当地で飲まれていることや、試飲を通じて直接感想を聞けたことにも感激しています。これからもっとブラジルマーケットに参入できるよう頑張りたいです!」と語った。

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