アルジャ花祭り17日開幕=延べ4万人の入場を期待=『世界の春』をテーマに

花祭りの展示パビリオンの様子(2022年)

 春の訪れを告げる「第31回アルジャ花祭り」(Expo Aflord)が17、18、24、25、31日、9月1日の6日間、アルジャ市ジャグアリー区PLド・ブラジル通り4・5kmのExpo Aflord会場で開かれている。汎ドゥットラ花卉生産者協会(Aflord、蒔田勉≪まきた・つとむ≫会長)主催。今年のテーマは「世界の春」。17日午前9時半に行われた開幕式には来賓、一般客合わせて約1千人が訪れた。主催者側は6日間で延べ4万人の入場を期待している。

 この花祭りはサンパウロ市近郊では最大級の農業イベントで、花や植物を愛する人々に人気の観光スポットとなっている。テーマ別の展示パビリオンは、花や植物の色彩と品種の豊富さで来場者を驚かせる。販売パビリオンではドゥトラ地域で生産された200種類以上の花を特別価格で購入できる。日本食販売を始め、バザー、展示、さまざまなアトラクションも用意されている。
 アルジャ市警察少年少女儀仗隊が入場した後、開幕式が行われた。サンパウロ州知事官房の飯星ワルテル理事がブラジル国旗、在サンパウロ総領事館の清水享総領事が日章旗、サンパウロ農村協会のユウイチ・イデ会長がサンパウロ州旗、アルジャ市のルイス・アントニオ・デ・カマルゴ市長がアルジャ市旗、蒔田会長がAflord旗を掲揚し、日伯両国歌を斉唱した。
 その後、舞台に上がり、JICAブラジル事務所の宮崎明博(みやざき・あきひろ)所長、サンパウロ日伯援護協会の税田パウロ清七会長、アルジャ市議会のレイナルド・グレゴリオ・ジュニオール議長も登壇した。開会式典の後、同展示場入場口に張られたテープをカットし、日本酒の入った樽の鏡割りをした。

左から清水享サンパウロ総領事、蒔田勉Aflord会長、5人目が飯星ワルテルサンパウロ州知事官房理事、ルイス・カマルゴ市長(6人目)、レイナルド・グレゴリオ・ジュニオール市議会議長(7人目)。

 開催期間中のアトラクションにはリズム体操、スザノ文協太鼓、モジUCK(União Central de Karaokê)歌謡ショー、平田ジョエやリカルド・ナカセ、クラウジア緑&マユミ高橋の歌謡ショー、東洋マジックショー、コスプレ・コンクールなど多彩な出し物が予定されている。
 アルジャ花祭りはコロナ禍の2020年から22年まで開かれておらず、昨年2023年から再開され、今年はコロナ禍後、2回目の開催となる。同協会会員の活動、花祭りの活況はコロナ禍以前にまではまだ至っていない。主催者側は、2019年の入場者数4万人にまで何とか取り戻したいと期待している。
 イベント詳細は同協会サイト(https://www.expoaflord.com.br/)から確認できる。問い合わせは(電話11・4655・4227)まで。

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