コロニア・ピニャール=第9回ビワ祭り7~8日に=ビワ畑見学、缶詰販売も

案内のため編集部を訪れたコロニア・ピニャール文化体育協会の西川相談役(左)と徳久会長(右)

 コロニア・ピニャール文化体育協会(徳久俊行会長)は9月7~8日、サンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ市コロニア・ピニャール区の同協会会館(Rodovia SP-250, km 162, entrada Kunihei Ariga)で「第9回ビワ祭り」を開催する。開場時間は7日午後5時~午後10時、8日午前10時~午後5時。徳久会長と西川修治相談役が20日、案内のため編集部を訪れた。
 ビワ祭りはコロナ禍中休止していたが、去年から再開。徳久会長は「ビワ畑見学ツアーやビワ品評会、日本食コーナーでは焼きそばやたこ焼きに加え、ビワの缶詰も販売します」と案内した。
 西川相談役は「今年は、天候不順と暑さのせいで花が6回も咲きました。そのたび実に袋掛けをしなければならず、苦労しました。収穫量も例年より少なくなり、実も小ぶりとなっていますが、甘味はあります」と語った。
 また、同地における近頃の果実栽培の様子についても語り、袋掛けはインクが虫よけになることから新聞紙が適していることや、同地にはビワ生産農家が6~7家族いることなどを述べた。
 コロニア・ピニャールには、福井県出身者が多いため、ブラジル福井県文化協会が9月1日にサンパウロ市で行う創立70周年式典に参加するために来伯する福井県の杉本達治知事たち一行が、コロニア・ピニャールも訪問する予定があることも明かした。

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