私立校で黒人奨学生が自殺

バンデイランテス校(Reproducao)
バンデイランテス校(Reproducao)

 サンパウロ市の有名進学校バンデイランテス校で今月12日に、奨学金で入学した12歳で同性愛者の黒人少年が自殺していたことがわかった。報道によると、この少年は同校の生徒たちから人種差別や同性愛者差別を受けており、死の3カ月前に母親と交わしたメッセージでは身体的な暴力も受けていたことを明かしている。「良い教育」が受けられると思い、奨学金を受けて入った進学校で起きた悲劇は、奨学生と他の生徒が生きる世界の違いも浮き彫りにした。奨学金制度の今後の課題にもなりそうだ。(1)

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