エレトロブラスは2日、8月31日にサンパウロ市やグアルーリョス市で発生した約3時間の広域停電の原因は、変電所に落ちてきた凧(たこ)の本体と尾が電線に当たり、2度にわたるショート(短絡)が起きたことで危険防止のための計器遮断措置がとられたためと発表した。凧一つで94万2千世帯もの停電が起こるのは驚きだが、同公社によると、2023年には凧による停電が5件あったという。サンパウロ市では北部と東部を中心に計65万世帯が停電したが、管轄は昨年11月のサンパウロ市大停電で責任を問われたEnelで、同社の利用者の8%が被害に遭った。(1)