ペルー元大統領フジモリ氏死去=治安回復の英雄か独裁者か

2018年のアルベルト・フジモリ元大統領(12日付ドイチェ・ヴェレの記事の一部)
2018年のアルベルト・フジモリ元大統領(12日付ドイチェ・ヴェレの記事の一部)

 南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領が11日、娘ケイコ氏と共に住んでいたリマ自宅で死去した。行年86歳。同氏は1990〜2000年まで大統領職を務め、経済改革やテロリズムとの戦いで強い指導力を発揮した一方で、政権は腐敗や人権侵害の問題で批判を受けていた。支持者にとっては国を経済破綻とテロから救った英雄だが、反対派にとっては権力を維持するために民主的制度を踏みにじった独裁者とみなされている。

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