ブラジル健康体操協会(川添敏江会長)の36人(付き添い含めて計45人)は22日、9月末に静岡県浜松市にある本部・全日本健康音楽研究会主催が開催する「国際健康表現体操フェスティバル」に参加するツアーに出発するにあたり、川添会長ら4人で編集部を訪れた。帰伯は10月13日。
大会は4年に一度開催され、今回は26、27、28日に浜松市アクトシティ内で行われる。海外からはブラジルとハワイ勢が参加。毎日30サークルずつの演技を披露、ブラジル勢も静岡県の県民愛唱歌「しずおか賛歌 富士よ夢よ友よ」、中平マリコさん作曲の「ブラジル健康体操の歌」、フェスタ・ジュニーナ曲「Olha Pro Céu」などを発表する予定。ブラジルには60人もの指導員がおり、うち16人が今回参加する。
川添会長は「2005年、みんなで一緒にできる何かを探している時に、たまたま新聞でこの活動を見て、さっそく日本の本部に連絡をとったら、すぐに指導員が来てくれ、30カ所でセミナーをやってくれ、翌年から私たちの会が発足しました」と18年前の歴史を振り返った。
当地一行は大会後に西日本を観光旅行する。広島では宮島や平和記念資料館、愛媛では道後温泉やタオル美術館、徳島では阿波踊り会館、大鳴門歩道橋、神戸市内観光、大阪では道頓堀などを訪ね、長野や三重、山梨を経て東京からブラジルに戻る。
今野米子さん(77歳、2世)は「前回は京都の保津川の川下りの時、若い船頭さんの竿さばきがすごかった」、清原みどりさん(74歳、北海道)は「伊賀忍者の里が楽しみ。あと美味しいものをたくさん食べたい」と笑顔を浮かべた。
川添会長(74歳、静岡県出身)は、「コロナ禍を乗り越え8年ぶりに国際フェスティバルに参加できることを嬉しく思うとともに、ブラジルの会員も元気にそして楽しく健康体操を続けていることを日本の皆さんに見て頂きたいと思います」と今の気持ちを説明した。