Ibovespaは0.38%下落して130,568.37ポイントで取引を終え、5取引セッション連続でマイナスとなった。今日の終値で、8月8日の128,660.88ポイント以来の安値となった。
商業ドルは、金曜日(20日)に7回続いた下落を中断した後、新たに0.25%上昇して5.53レアルとなり、2日連続の上昇となった。一方、DI(長期金利)は今日もカーブ全体で一貫して上昇した。
AVGキャピタルのパートナーで資本市場のスペシャリストであるヘメリン・メンドンサ氏は、「ブラジルのシナリオは、財政状況に関してポジティブなものではありません。2024年に歳入が改善するため、政府は最新の歳入歳出評価報告書で284億レアルの赤字を見込んでいる。それでも報告書は、今年の歳出制限を遵守するために、21億レアルの資金凍結を増やす必要性を指摘している」と指摘する。
エンピリカス・リサーチのアナリスト、マテウス・スピース氏は、「財政状況に対する悲観論が市場を汚染し続けている。この報告書を最初に読むと、政府側の責任感の欠如が見て取れる。発表された不測の事態は少し不満が残る」と見ている。
イボベスパ指数下落、ドル上昇
その結果、株式市場が下落し、ドルが上昇しただけでなく、フォーカス短観のパラメーターは週ごとに硬化している。今週も同様だった。しかし、市場の見方は政府のそれとは異なる。
財務省のダリオ・ドゥリガン事務次官は本日、市場の否定的な反応を批判した。「事実が無視され、その反動が不合理であると感じると不快感を覚える」と述べた。彼にとって、財政状況は予想を上回ってよいと見ている。
ニューヨークにいるフェルナンド・ハダジ財務相はさらに楽観的で、政府が今年の財政目標を達成することに「大きな自信がある」と述べ、このシナリオによってブラジルはリスク機関から投資適格を獲得する「道筋にある」と述べた。ハダジ氏はまた、ブラジルのインフレ率は今後も「連続的に」低下していくと強調した。
ヴァーレとペトロブラスが上昇
ブラジルの主要株価指数が5取引日連続で下落したのは、IBOVを支える2大勢力がそれぞれのコモディティをしのいで上昇したからだけではない。ヴァーレ(VALE3)は下落で始まったが、午前中にプラスに転じ、1年ぶりの安値となった鉄鉱石でも0.31%上昇して引けた。株価は、鉱業会社の経営陣の引継ぎが進むにつれて上昇した。
国際石油価格も下落し、PMIは欧州主要国と米国で活動の縮小を示した。それでもペトロブラス(PETR4)は1.02%上昇した。
サントス・ブラジル(STBP3)は16.44%上昇し、CMAグループへの株式売却により、少数株主にとってプラスとなる意外な分割となった。
エンブラエル(EMBR3)も、投資適格を回復し、2.20%上昇した。アズール(AZUL4)も銀行が格下げしたにもかかわらず、1.90%上昇した。しかし、債務問題が解決するまで、株価は不安定な状態が続くだろう。
銀行と小売は下落
一見すると、Ibovespaは良い一日だったように見える。しかし、銀行を含め、損失のウェイトはより大きかった。ブラデスコ(BBDC4)は2.58パーセントを失い、BB(BBAS3)は0.36パーセント下落した。この日最も取引されたB3 (B3SA3)は、3.45%の大幅下落を記録した。最も取引されたのはロハス・レナー(LREN3)で1.83%下落、マガジン・ルイザ(MGLU3)は3.19%下落した。
さらにJPモルガンは、鉄鉱石に関する予測とともに鉱業・鉄鋼セクターの企業に修正を加え、ウジミナス(USIM5)をカットし、4.76%下落してその日を終えた。
以上、月曜日を振り返ってみた。今週はヘビーな1週間になりそうだから、心の準備をしておくに越したことはない。明日はCopomの議事録がある。水曜日(25日)にはブラジルの9月IPCA-15、木曜日(26日)には8月生産者インフレが発表される。金曜日(27日)にはブラジルの失業率が発表される。
また、木曜日には米国が24年第2四半期のGDP確定値を発表し、金曜日には恐るべき個人消費インフレ率PCEが発表される。さらに、木曜日にはパウエルFRB議長の講演がある。
心して臨むしかない!