サンパウロ州政府は25日、サンパウロ市の重要河川であるピニェイロス川の水質がここ数週間で良化したため、水を循環させるためのモーター使用を停止したと発表した。この冬、大サンパウロ市圏は少雨と異常乾燥を記録。そのために川の水量が減り、栄養分の濃縮と流れの悪化とで藻が大量発生。藻の大量発生による水の緑化は他の川や湖でも起きており、サンベルナルド・ド・カンポのビリングス湖では魚の大量死も起きた。ピニェイロス川は相変わらず緑色に見える状態が続いているため、水循環を助けるためのモーター使用は再開されるようだ。降水量の上がる春には改善されるか。(1)