間部学画伯生誕100年を記念して未亡人であるよしの夫人のもとに家族全員が集合、同氏作品の展覧会の開幕式を26日に開いた。展示期間は29日(日)午前10時から午後9時まで。場所はモンテ・リバノ劇場(Clube Atlético Monte Líbano, Av. República do Líbano, 2267, Ibirapuera, entrada pela Rua do Gama, 333)
大勢の招待者が集う中で孫のジュン氏は、この展覧会は祖父の絵画の業績を称えるだけでなく、祖父が築いた日伯間の友情の記憶をあらためて振り返る機会だと挨拶した。
当日出席した小室千帆首席領事は間部氏を天才的な抽象芸術家と評し、「芸術を通して、日本人のみならずブラジル人にもその文化を広めた功績は大きく、日伯の文化交流の絆を深めた1人だ」と挨拶をした。
間部氏は1924年熊本県宇土郡生まれ。1934年らぷらた丸にて着伯。1939年、聖州リンス管内でコーヒー園を経営しながら、本格的に絵を描き始める。1950年の聖市作家協会展初入選を皮切りに、翌年には国展に入選。1957年に出聖し、1959年に第5回ビエナーレ展で国内最高賞を大統領から受けた。ブラジル連邦政府よりリオブランコ勲章を受章。