【1日の市況】ムーディーズ、ブラジルの格付けをBa1に引き上げ=Ibovespa指数は0.51%上昇して132,495.16ポイント

 イボベスパ指数は火曜日(1日)、中東紛争の激化による外国での原油価格の急騰を受け、主にペトロブラス株(PETR4)に支えられた動きで、最高値で133,000ポイントを突破して高値引けとなった。
 ブラジル株式市場のベンチマークであるIbovespa指数は、高値133,405.49ポイント、安値131,816.56ポイントで、132,495.16ポイントで0.51%上昇した。
 10月最初の取引セッションの出来高は合計235億5,000万レアルだった。
 格付け会社ムーディーズは、ブラジルの格付けをBa2からBa1に引き上げ、ポジティブな見通しを維持した。ムーディーズは、今回の格上げは信用力の大幅な改善を反映したもので、今後も継続すると予想していると指摘している。
 注記の中でムーディーズは、財政の枠組みの信頼性は「中程度」であるものの、ブラジルは従来の予想よりも力強い成長を享受しており、改革の実績が増加しているため、信用力に弾力性があると強調した。「その結果、より力強い成長と、財政枠組みに一貫して忠実な財政政策により、債務負担は比較的高水準ではあるものの、中期的には安定するだろう」と同社は述べた。

 テヘランの同盟国であるレバノンのヒズボラに対するイスラエルの作戦に対する報復として、イランがイスラエルに対して数十発の弾道ミサイルを発射したため、原油価格の大幅上昇がこの日のハイライトとなった。ブレント原油は2.6%高の1バレル73.56ドル。ウォール街では、S&P500種株価指数が0.93%下落した。

▼ペトロブラスPN (PETR4) は、中東の緊張が高まる中、外国での原油価格の上昇に牽引され、2.67%上昇した。ペトロブラス・オン(PETR3)も2.67%上昇した。
▼AMBEV ON (ABEV3)は3.98%上昇し、BTG Pactualが今月の推奨銘柄として発表したレポートに支えられた。
▼MRV&CO ON (MRVE3)は4.56%上昇し、建設会社の上昇セッションで、不動産セクター指数.IMOBは1.01%上昇した。同じ文脈で、消費者セクター指数.ICONは1.02%上昇した。
▼CSNミネラセオ・オン(CMIN3)は、23億7,500万レアルの中間配当と4億6,500万レアルの株主資本利息を発表し、3.19%上昇した。CSNミネラソンの親会社であるCSNオン(CSNA3)は1.24%上昇した。
▼AZUL PN (AZUL4)は、債権者との交渉が続くとの観測から、4連騰の後、4.69%下落した。GOL PN (GOLL4) は、8月に5億4400万レアルの純損失を計上し、4.55%下落した。
▼ASSAÍ ON (ASAI3)は4.69%下落し、連邦歳入庁が12億6500万レアル相当の資産差し押さえを同社に課す決定を下したことを捜査当局が分析中であることから、再びこの日のマイナス要因のひとつとなった。
▼VALE ON (VALE3)は0.49%上昇したが、アジアの休日のため、中国からの鉄鉱石を参照することはできなかった。鉱山会社は、ブラジルでのグリーン水素製造装置の実現可能性を調査するため、グリーン・エナジー・パークとパートナーシップを締結した。
▼ITAÚ UNIBANCO PN (ITUB4) は1.65%下落し、BANCO DO BRASIL ON (BBAS3) は0.37%下落したが、BRADESCO PN (BBDC4) は1.09%上昇し、SANTANDER BRASIL UNIT (SANB11) は0.6%上昇した。

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