ブラジルを代表するギタリストのジョアン・カマレロ氏と、日本を代表する現代音楽家の笹久保伸氏による一夜限りのギター公演が22日(火)、東京の白寿ホールで開催される。前売り6500円、当日7千円。verdeazul music主催。駐日ブラジル大使館など後援。
ジョアン氏は、サンパウロ州アヴァレ出身の34歳。ブラジルの伝統音楽ショーロを中心に演奏し、次世代を担う才能との呼び声が高い。著名ギタリスト・ヤマンドゥ・コスタ氏の系譜を継ぎ、同じく著名ギタリストの故ハーファエル・ハベーロ氏の再来とも言われている。
ショーロは、19世紀半ばにリオで生まれ、サンバやボサノヴァなどの誕生に影響を与えた。即興性が高い演奏スタイルが特徴のブラジル独自の音楽だ。
共演する笹久保氏は、ペルー音楽をルーツとしながら、近年は西洋音楽の理論に捉われないスタイルを追求している音楽家。ヤマンドゥ・コスタ、サム・ゲンデル、ファビアーノ・ド・ナシメントらとの共演、共作アルバムもある。音楽性の根底に中南米フォークロアの持つ哀愁を感じさせ、その独特の表現力で広く音楽ファンを虜にしている。
本講演のプロデューサーは村上達郎氏が務める。村上氏は約8年間の滞伯経験があり、サンパウロ州立タトゥイ音楽院で7弦ギターとブラジル音楽を学び、同学校ショーロ科を日本人として初めて卒業した。本公演に関する紹介記事を音楽情報誌「Latina」サイト(https://e-magazine.latina.co.jp/n/n3f0d2dafd6db?gs=d3cc7bdf69e8)で公開している。