【4日の市況】Ibovespaは0.09%上昇して131,791.55ポイント=ドルは0.3%下落して5.45レアルに

 金曜日! Ibovespaは0.09%上昇して、131,791.55ポイントで終了。のんびりと、横歩きをするような一日を過ごし、週足では0.71%減となった。商業ドルは、高値でスタートしたものの、すぐに落ち着きを取り戻し、一時は5.45レアルと0.33%下落した。DI(長期金利)はカーブ全体で上昇し、この日を終えた。
 米国では、ポジティブなバイアスがかかった一日だった。米国の港湾労働者のストライキが4日目に終了を迎えた。ウォール街の株価指数は快調にプラスで引け、ダウ・ジョーンズは記録を更新した。RBインベスティメントスのチーフ・ストラテジスト、グスタボ・クルス氏は、「今回の雇用統計は、アメリカ経済の大幅な弱体化を示唆するものではなかった」と述べた。
 XPのエコノミスト、フランシスコ・ノブレ氏は、この数字から、連邦準備制度理事会(FRB)の次回の利下げは、0.50ポイントの利下げが発表された前回のFOMCよりも緩やかなものになるはずだと改めて指摘する。ノブレ氏によれば、11月と12月の会合での緩和幅はそれぞれ0.25ポイントになるはずだという。
 しかし、インターのシニア・エコノミスト、アンドレ・ヴァレリオ氏は、次回の雇用統計で今日のような強い数字が出た場合、「インフレ再加速の大きなリスクを負うことなく、FRBがアメリカ経済の現状をよりよく見極めるためには、一時停止が必要になるだろう」と考えている。
 赤道の反対側(ブラジル)では、レナセンサの機関投資家デスクのトレーダー、ルイス・ロベルト・モンテイロ氏は、「財政状況と高インフレによる投資家の政府に対する信頼感の欠如に加え、金利の問題が制限要因となっている」と言う。
 この自信のなさとプラスの金利のバランスが、金曜日のIbovespaの絶え間ない変動の道を開いた。レバノンで爆弾が爆発し、イラン、イスラエル、米国が威嚇を交わすなど、中東の緊張がシナリオをさらに泥沼化させた。

ヴァーレとペトロブラスが下落しても、Ibovespaは上昇

 ヴァーレ(VALE3)は0.73%減で一日を終え、依然として超大型連休が続く中国の影響はなかった。ペトロブラス(PETR4)は、イスラエルがイランの石油ターゲットを攻撃する可能性を考慮し、原油価格が再び上昇傾向にあるにもかかわらず、0.26%下落してその日を終えた。
 対照的に、ジュニア石油会社はまちまちで、PRIO (PRIO3) は0.45%上昇、ペトロレコンカーボ (RECV3) は0.05%下落、ブラバ (BRAV3) は1.18%上昇した。
 銀行もまちまちで、BB (BBAS3) は0.15%下落、ブラデスコ (BBDC4) とイタウ (ITUB4) はそれぞれ0.13%と0.20%上昇した。小売業も同様で、アッサイ (ASAI3) は3.41%上昇、ロハス・レネル (LREN3) は0.84%上昇、マガジン・ルイザ (MGLU3) は0.62%下落した。
 その他の銘柄では、スザノ(SUZB3)は、パルプ生産量が公称生産能力を約4%下回ると発表した後、1.64%上昇し、この日の最高値を更新した。IRB(IRBR3)は、アナリストの楽観的な見方が抑制されたにもかかわらず、2.01%上昇した。

 来週は、激しい展開が予想される。9日(水)には、ガブリエル・ガリポロが中銀総裁就任に向けた上院議員との面接に臨む。木曜日(10日)には、アメリカの消費者インフレ率(CPI)が発表される。そして金曜日(11日)にはアメリカの生産者インフレ(PPI)がある。
 誰も楽観することはできないだろう。

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