ブラジル福島県人会の元第1副会長、グアルーリョス市在住の西徹さんが3日午後11時40分、老衰のために病院で亡くなった。行年92歳。葬儀埋葬は4日同市墓地で行われた。
1932年2月17日、福島県南相馬市原ノ町生まれ。1936年11月、両親に連れられ8人の兄弟と共に幼少期に来伯。苦労を重ねてサンパウロ市郊外のグアルーリョス市にスーパーマーケットを経営し、生活基盤を築いていた。
2003~2013年、小島友四郎会長時代に第1副会長として支え、会の発展に尽くした。特に2011年の東日本大震災発生時には、グアルーリョス支部長として地域の会員や多くの日系人やブラジル人から募金を集める活動に邁進し、母県に多大な義援金を贈った。
またカラオケ愛好家で知られ、亡くなる直前まで舞台に立っていたという。