週明け、イボベスパ指数は0.17%上昇し、226.29ポイント増の132,017.84ポイントとなった。金曜日(4日)の上昇率はわずか0.09%だった。今日の動きは、オープニングで幅広く上昇した後、午後は終盤までサスペンスが続き、一定の振幅を見せた。
しかし、商業ドルは、朝方からプラス圏に落ち着き、終値は0.55%高の5.48レアルとなった。長期金利(DI)は、満期曲線全体で損失が優勢となった。
市議選後の最初の取引で、市場は外部動向と今週のインフレ・データに注目していた。XPのチーフエコノミストであるカイオ・メガレ氏は、「全国的に中道政党の圧勝となった。通常、中道政党は連邦政府を構成し、また構成する能力を持っています」とコメントした。
XPのアナリスト、レアンドロ・ロスは「シナリオは選挙でも変わりません。市場は財政状況を非常に重視している。中東の紛争はエスカレートしており、懸念材料となっている。こういったマクロ的な事柄は、株式市場にもう少し影響を与える傾向があります」と言う。
紛争と石油
中東での戦争が1年続いている間、原油は上昇を続け、ブレント・バレルが80ドル台に戻るなど、すでに中央銀行を心配させている。
米国株式市場は、9日(水)に発表され、金融当局の直近の会合を説明する連邦準備制度理事会(FRB)議事録と、10日(木)に発表される9月の消費者物価指数(CPI)に注目している。また、2024年第3四半期の決算シーズンも始まっている。今日、ウォール街の主要指数はマイナスに転じた。
水曜には9月のIPCAが発表される。フォーカス短観では、2024年のIPCA予想が4.37%から4.38%へと再び上昇した。
特に火曜日には、ガブリエル・ガリポロの中央銀行総裁選の公聴会が連邦上院で開かれる。アレシャンドレ・パジーリャ大統領府渉外室長官は、この件が今週の政府の優先事項であると述べている。CAEの公聴会は、証券取引所が営業を開始するのと同じ午前10時に始まる。
このすべてで、Ibovespaは、その主な銘柄が上昇したにもかかわらず、揺れ動いた。ペトロブラス(PETR4)は、原油価格を背景に1.40%上昇した月に、国有公社はすでに6.5%上昇している。ジュニア石油会社もこれに続いて上昇した。プリオ(PRIO3)は1.61%上昇、ペトロレコンカーボ(RECV3)は0.98%上昇、ブラバ(BRAV3)は2.39%上昇した。
ヴァーレ(VALE3)は、オンサ・プーマの一時的な操業中断にもかかわらず0.88%上昇した。
銀行も期待を裏切らず上昇した。BB(BBAS3)は午前中にマイナス圏に入ったものの、0.48%上昇した。ブラデスコ(BBDC4)は0.93%上昇、イタウ・ウニバンコ(ITUB4)は0.66%上昇、サンタンデール(SANB11)は0.21%上昇した。
B3 (B3SA3)も1.86%の損失でIbovespaの重荷となり、Hapvida (HAPV3)は1.24%下落し、この日最も取引された株のひとつとなった。 小売セクターでは、マガジン・ルイザ(MGLU3)が1.65%、アッサイ(ASAI3)が2.87%、ロハス・レナー(LREN3)が2.26%、カルフール(CRFB3)が5.27%下落し、IBOVでこの日最大の下げを記録した。それでも大手銀行は、小売企業の業績は好調だろうと指摘している。
お分かりのように、選挙の二日酔いを楽しんでいる暇さえない。今週は注意と周辺への目配りが必要だ。しかし最近は、投資家があらゆることに対応するために最も必要なのは、〝曲芸〟なのだ。