在伯青森県人会(渋川名和幸子マリア会長)は20日午前10時から、招待制で「在伯青森県人会創立70周年記念式典」をサンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(R. Fagundes, 152)にて行う。
母県からの慶祝団として、小谷知也青森県副知事や丸井裕県議長、青森県市長会からむつ市市長の山本知也氏、青森県紙「東奥日報社」の釆田正之取締役社長など9人が来伯する。
式典では、県人会にゆかりのある人をはじめ、より多くのブラジル在住者に青森県の認識、知識を持ってもらえるよう、当地ではあまり知られていない興味深い観光名所の紹介などを行う。例えば、世界遺産に登録されている三内丸山遺跡や、青森県弘前市のねぷた祭りを彩る伝統工芸品「金魚ねぷた」はその組み立て工程を動画で上映し、実物を披露する。友好提携を締結している青森県とサンタカタリーナ州の歴史や、同州サンジョアキン市で収穫されブラジルのりんごの中でも一番人気の高い「ふじ林檎」の歴史も紹介。その他、ブラジル北部の伝統的なダンス「Folclore danca」も披露。日本の慶祝団の出し物なども予定しており、各種ショーが計画されている。
来社した渋川会長は、「今回の式典で日伯両方の青森の歴史を紹介し、青森県と県人会が深い関係であることを皆さんに知っていただきたいです。また、皆さんに喜んでもらえるようなプログラムを用意しているので、皆で楽しくお祝いしましょう」と意気込みを語っている。