国際交流基金=森あらた監督がディベート出席=映画『蒸発』上映会12日

 国際交流基金は12日午後3時から、サンパウロ市ベラビスタ区の文化施設「IMSパウリスタ」(Avenida Paulista, 2424)で、長編ドキュメンタリー映画『蒸発』(アンドレアス・ハルトマン、森あらた両監督、2024年公開)の上映会を行う。上映後には森監督、ハルトマン監督、ブラジル人ジャーナリストらによるディベートが行われる。映画には日本語、英語字幕が付く。ディベートは英語で行われ、ポルトガル語通訳が付く。入場無料。
 同作は、ベルリンで活躍する森監督とハルトマン監督によって制作され、映画賞受賞歴もある。日本では毎年、何千人もの人が、借金や人間関係、ヤクザからの脅迫など様々な理由で失踪している。失踪者は「蒸発者」とも呼ばれる。同作では、日本の失踪現象に迫りながら、蒸発者と残された人々の心の葛藤、和解の道のりを描く。
 上映会はリオ・デ・ジャネイロでも12日、13日、15日(監督登壇有)に予定されている。

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