【15日の市況】Ibovespaは131,000ポイントで小幅高で終了、ヴァーレとペトロブラスは下落=ドルは1.3%上昇し5.65レアルへ

 今週は指標が空振りに終わり、2024年第3四半期の決算シーズンがドアをノックする中、ボベスパ指数は0.03%小幅上昇の131,043.27ポイント(38.02ポイント上昇)で引けた。商業ドルは5.65レアルに1.33%上昇した。そしてDI(長期金利)は軒並み上昇した。

 ニューヨークの主要株価指数は、銀行の24年第3四半期決算が発表され、昨日のダウ平均(終値)とS&P500(立会時間中)が史上最高値を更新した後、利益確定売りが出たため急落した。U.S.バンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドヴェン氏はCNBCに対し、「最近の好調と記録的な高値にもかかわらず、株価はまだ森から抜け出していないと語った。今より良くなるのは難しい。ある程度は、少し後退しかかっているのかもしれない」とコメントした。
 しかし、各銀行の今四半期決算は、株価がさらに勢いを増していることを示唆している。バンク・オブ・アメリカは投資銀行業務とトレーディング業務が好調で、利益は予想を上回った。シティグループも利益予想を上回った。ゴールドマン・サックスも四半期決算を祝った。
 ブラジルの銀行がIbovespaを支えてきたのも不思議ではない。今日も同様だった。唯一のBB(BBAS3)が-0.19%下落した。残りは上昇した。ブラデスコ(BBDC4)、0.87%、イタウ-ウニバンコ(ITUB4)、1.15%、サンタンデール(SANB11)、0.10%など。
 Ibovespaが昨日同様、今日もさらに笑顔を見せるのを妨げたのは、コモディティだった。ヴァーレ(VALE3)は、中国の弱いデータを受けて鉄鉱石が下落したため、1.23%の損失(ただし、同資産は一時この日に2%以上のマイナスとなったため、その最低値からはほど遠い)となった。投資家はまた、鉱業会社に警戒のマントを羽織った。結局のところ、市場が閉まった後、四半期の生産・販売報告が発表され、2024年第3四半期の結果が前倒しされる可能性がある。同社の貸借対照表は10月24日に提出される。
 しかし、ヴァーレはこの日の市場を動かす仕事を一人でこなしたわけではない。ペトロブラス(PETR4)も0.82%下落し、国際原油は昨日と同様に下落した。しかし昨日は、石油会社による投資額が減少し、配当金が増える可能性があるというニュースに救われた。今日は、そのような補償はなかった。
 原油が急落したため、PRIO(PRIO3)も0.30%下落した。鉄鉱石が悪い局面を迎えているため、鉄鋼会社も下落した。このセクターで最も取引されているゲルダウ(GGBR4)は0.65%下落、CSN(CSNA3)は1.35%下落した。

財政

 この日は、IBOVの重鎮が直面する問題の中で、ポジティブなニュースもあった。財務省のロイター情報筋によると、政府は今月末の第2回統一地方選挙後に提示する強制支出抑制策を準備しているという。市場が聞きたかったのは、あるいはレーダーに映っていたのはこれだけだった。
 今週の水曜日も、何もない指標が続くだろう。株価のアップダウンは続くのだろうか?

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