ボベスパ指数は3連勝を達成し、0.54%上昇の131,749.72ポイントとなり、706.45ポイントの上昇となった。同指数は、8月19日(+1.36%)、20日(+0.23%)、21日(+0.28%)の3取引セッション以来、3日連続で最高値を更新し、その時は136,400ポイントで終了した。本日の高値では132,000ポイント(132.2千ポイント)を回復し、その後下げ渋った。一方、商業ドルはセッション中に変動し、終値は0.14%高の5.66レアルだった。DI(長期金利)も上昇した。
経済チームは、財政問題を支出面から解決することが急務であることを示した。シモーネ・テベチ計画相は昨日、市場引け後に「ブラジルの歳出見直しに真剣に取り組む時が来た」と述べた。フェルナンド・ハダジ財務相は本日2度にわたり、政府は「財政の枠組みを長持ちさせたい」と述べ、「連邦予算から独立できる国有企業に対する連邦政府の拠出金を削減する可能性を探っている」と発表した。
さらに支出過多への不安は残っている。そのひとつが、連邦議会で承認され、経済チームの勝利となったガスバウチャーの改革だ。ハダジやテベチの財政規律重視の発言にもかかわらず、ルーラは他の分野での支出を擁護し続けている。
JPモルガンのストラテジスト、エミー・シャヨとシンシア・ミズグチ氏は、政府が歳出抑制策を実施することに成功すれば、ブラジルのイールドカーブに現在埋め込まれているプレミアムの一部が低下する可能性があり、金利に敏感な株式のパフォーマンスが改善する道が開けると見ている。
一方、欧州では明日の欧州中央銀行(ECB)の金利決定が待たれる。米国では、モルガン・スタンレーの数字を筆頭に、24年第3四半期のバランスシートが引き続き注目される。
ブラジルのB3では、本日のセッションは、指数とその先物のオプションの満期が特徴的だった。「イボベスパ指数は現在、柵の上にある。131,800ポイントを通過すれば回復するだろうが、129,300ポイントを失えば、短期的には弱気になるだろう」とイタウBBAのアナリストはDiário do Grafistaのレポートで述べている。
しかし、ヴァーレ(VALE3)は四半期生産報告で2018年以来の高水準を示し、今日の主役となった。しかし、XPの鉱業責任者ルーカス・ラギ氏は、鉱石価格と中国の経済力学に依存するリスクについて警告している。セッション終了時、ヴァーレ株は1.91%上昇し、プラスセッションのボベスパ指数に貢献した。
一方、ペトロブラス(PETR4)は、取引セッションを通して懸命に戦ったが、国際原油価格が再び下落したため、0.51%下落した。銀行はまちまちで、BB (BBAS3) は1.10%上昇、イタウ・ウニバンコ (ITUB4) は0.60%下落した。
エンブラエル (EMBR3)は、アナリストによる新たな好意的なレポートを受け、6.74%上昇した。今年のサマータイム復活に反対する決定がなされた日に、航空会社は上昇した。アズール(AZUL4)は3.91%上昇した。
最後にCSN(CSNA3)は、CSNミネラソン(CMIN3)の11%を上限とする少数株主持分の日本企業への売却について、伊藤忠商事との間で拘束力のない提案が承認されたと発表した。鉄鋼メーカーの株価は2.23%上昇し、鉱山会社の株価は0.67%下落した。
木曜日は、ECBの金利決定に加えて、米国の小売統計が最も重要な指標となる。