ヴァロール社説=米中競争で変わる中南米=ブラジルは自立性維持戦略を

中国の習近平国家主席と米国のバイデン大統領(Foto:U.S. Department of State, via Wikimedia Commons)
中国の習近平国家主席と米国のバイデン大統領(Foto:U.S. Department of State, via Wikimedia Commons)

 中南米経済への影響力を巡る中国と米国の争いが激化している。ブラジルは近年、BRICSを通じて中国との関係を深める一方、米国との政治的距離が広がっている。米国は中南米地域を影響下に置いてきたが、中国の経済的台頭や同地域への融資やインフラ投資強化により、米国の存在感は薄れてきている。だが、中国の脅威は米国だけに止まらず、ブラジルにも広がっている。25日付ヴァロール紙社説(1)がその影響を指摘している。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

最新記事