東北・北海道祭り10日に=水害支援、岩手わんこそばも

 北海道、青森、秋田、岩手、宮城、福島、山形の在ブラジル7県人会は11月10日午前11時から午後4時まで、「第5回東北北海道まつり」をサンパウロ市ビラ・マリアナ区の北海道文化福祉協会会館(Rua Joaquim Tavora, 605)で開催する。入場無料だが日系福祉団体「こどものその」に寄付するための保存食品1キロ分の持参を呼び掛けている。同祭利益の半分は洪水被害に遭ったリオ・グランデ・ド・スル州ポルトアレグレ市の日系団体「Enkyosul」に寄付される。
 各県人会の郷土芸能披露や郷土食提供が人気の同祭。当日は岩手県人会による名物「わんこそば」も体験できる。体験希望者は当日会場で申し込む。岩手県人会の多田マウロ会長は「美味しい食事やアトラクションを用意しています。大変な被害にあったEnkyoSulを助けるためにもぜひお越しください」と呼びかけた。
 会場では北海道県人会の「イカ焼き」「かき氷」、青森県人会の「りんごゼリー」、秋田県人会の「だまこ鍋」、宮城県人会の「牛タン」、山形県人会の「芋煮」、福島県人会の「会津ソースカツ丼」などが販売される。民謡や郷土舞踊、和太鼓ショー、盆踊り、ビンゴ大会なども行われる。
 同祭は県人会東北ブロック定例行事の運動会の特別版として開催されてきたが、好評を博したため、昨年の第4回目から独立して開催されることになった。

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