レジストロ日伯文化協会(高橋国彦会長)が主催する第70回灯ろう流しが1日(金)~3日(日)、ベイラ・リオ公園やSESCレジストロを中心に開催される。
高橋会長(70歳、福岡県出身)は「この町は地形的に雨が多く、特に11月は雨の日が続く。でも灯篭流しが始まる時間帯には、どんなに雨が降っていても不思議にピタリと止み、70年間、一度もキャンセルされたことがない」と興味深い証言をする。
3日間の中で実際に灯ろう流しが行われるのは2日(土)だ。午後5時からリベイラ川のお清め、午後6時から日蓮宗の僧侶を始め、生長の家など他宗教合同よる水難事故による犠牲者の慰霊祭を行う。午後7時から灯ろう流しが始まる。午後7時半からレジストロ文協涼風太鼓演奏、午後8時から開会式、午後8時半からジョエ平田のショー、午後9時半から盆踊り、午後11時からマツリダンスとなる。
今回の目玉商品は、週末限定でお茶の香りをブレンドした手作りビールが一本15レアルで記念販売される。昨年は米をブレンドしたビールだった。焼きソバや寿司などの各種日本食の屋台も出展する。このイベントは伝統行事として地元ブラジル人にも馴染みのものとなり、町おこしの一環として盛り上がりをみせている。
高橋会長は「今年は予算の都合で恒例の花火が打ち上げられないのが残念。でも、コロニア人気歌手のショーやよさこいソーラン、マツリダンス、リズム体操など盛りだくさんのプログラムを用意しているので、ぜひ楽しんでください」と呼びかけている。