悲劇、ピッチ上で落雷受け即死=サッカー選手、7人同時にバタリ

矢印の先、ホセ・ウーゴ選手がピッチ上で雷に打たれた瞬間(instagram)
矢印の先、ホセ・ウーゴ選手がピッチ上で雷に打たれた瞬間(instagram)

 フランスのスポーツ紙「レキップ」によると3日、ペルーのサッカークラブであるユベントゥ・ベジャビスタ対ファミリア・チョッカの試合中に、ディフェンダーのホセ・ウーゴ・デ・ラ・クルス・メザ選手(39歳)が雷に打たれて死亡するという悲劇が起こり、ペルーのサッカー界を震撼させた。4日付のテラサイトやGEなどが報じた。
 アマチュアリーグの試合に参加していた選手たちは、試合中に強い雷雨となったためにゲームを中断し、休憩のためピッチを離れて控室に行こうとしていた時に雷に直撃された。
 落雷した瞬間、ホセ・ウーゴ選手は真っ白い光に包まれると同時に、近くにいた7人の選手がバタリと芝生に倒れ込んだ。地元の報道によると、負傷者はすぐにカリオン病院に搬送された。
 死亡したのはホセ・ウーゴ選手だけであったが、他に4人の選手も負傷した。ゴールキーパーのファン・チョッカ選手(40歳)は重度の火傷を負って現在も重体で入院しており、16歳と19歳の若者2人と24歳の成人の容態は安定していると報道されている。
 試合はペルーのフニン県ワンカヨのチチャ地区にあるコトコト・スタジアムで行われていた。カメラは悲劇が起こった瞬間を捉えており、インスタグラムなどで世界中に配信されている。
 最近、スペインのバレンシア州では「DANA」と呼ばれる大規模な異常気象によって、豪雨や洪水が発生し、200人以上の人命が失われた。その犠牲者の一人には、若き有望なサッカー選手であり、バレンシアのユースチームで活躍していたホセ・カスティジェホ選手(享年28歳)も含まれていた。
 同選手の死は多くの人に衝撃を与え、自然災害に対する備えの重要性を再認識させた。彼はバレンシアのユースチームから始まり、その後CDエルデンセに所属し、サッカー界での明るい未来が期待されていた。クラブは彼の死を追悼するメッセージをSNSに投稿したが、今回のホセ・ウーゴ選手もスペインでの事故を彷彿とさせることとなった。

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