ラテンアメリカ食イベント

エルサルバドルの「ププサ」
エルサルバドルの「ププサ」

 今週末はグルメイベントが盛況だ。
 9、10日にはサンパウロ市ラルゴ・ダ・バタタ広場で、ラテンアメリカとカリブの文化を満喫できる無料イベント「Comidas de Mi Tierra – América Latina & Caribe」が初開催される。6日付ガゼッタ・デ・サンパウロ(1)などが報じた。
 このイベントはインスタグラムで50万人以上のフォロワーを持つCola em Sampaの主催で、ラテンアメリカ15カ国から約58の屋台が出店し、各国の伝統料理を提供する。アルゼンチンやチリ、ジャマイカなどの郷土料理に加え、エルサルバドルの「ププサ」やコロンビアの「エンパナーダ」など、本国の味を体験できる機会となっている。ブラジルの地方色豊かな料理も紹介され、料理を通して各地の文化を楽しむことができる。
 さらに音楽ライブも充実しており、キューバやコロンビアのミュージシャンによるラテン音楽や、ブラジルのサンバ、メキシコのマリアッチなどが披露される。また、ダンス好きにはサルサのワークショップも行われ、ラテンリズムで踊る体験が可能。
 イベント共同創設者のウィリアン・ヴェンドラミニ氏は、「味と音でラテンアメリカとカリブの文化を探る旅ができる機会」と語り、会場にはブラジルで新生活をスタートした移民が多く参加し、彼らの料理を通して各国の味が楽しめると説明している。
「Comidas de Mi Tierra – América Latina & Caribe」
【日時】11月9日11:00~22:00、10日11:00~21:00
【場所】Largo da Batata(地下鉄ファリア・リマ駅側)
【入場料】無料、ペット同伴可能

第2回SPガストロノミア

SPガストロノミアの会場の様子(Foto: Divulgação)
SPガストロノミアの会場の様子(Foto: Divulgação)


 先週末に開始した「第2回SPガストロノミア」は、サンパウロ市内と世界のグルメを楽しむフェスティバルで、8、9、10日にヴィラ・ロボス公園で開催される。
 イベントでは、ピニェイロスやジャルジンなど市内各エリアの有名店の料理に加え、フランス、ペルー、イタリアなどの料理も提供され、食文化の多様性を体験できる。ブラジル料理も地域性の豊かな味覚が味わえる。10月13日付G1サイト(2)などが報じた。
 シェフのライブ講義もあり、ジャンアーナ・トーレス氏やクロード・トロワグロ氏などの有名シェフが講義を行う。
 ペルー料理の「Osso」の新作メニューやイタインビビに新しく開店したフレンチ・ブラジル料理「Le Bulô」のレシピの披露、イタリアン&フレンチ料理では「Bistrot Parigi」や「Gero」の新進シェフによる特別メニューも試食できる。
 ブラジル料理では、「Casa do Porco」の人気メニュー「トーヘズモ・デ・パンセッタ・コン・ゴイアバーダ」、「ホットポーク」、「ポルコポカ」などが出品される。ヴィーガン料理で人気の「Quincho」からは「ブラジル風カンジキーニャ」などが一押しである。
 さらに音楽ライブも開催され、シャンデ・デ・ピラレスやパウロ・リカルド、マリア・リタなどのアーティストが公園でのイベントを盛り上げる。
「第2回SPガストロノミア」
【日程】8日、9日、10日
【場所】ヴィラ・ロボス公園(Parque Villa-Lobos – São Paulo)「音楽の島」
【チケット購入】https://ingresse.com/sp-gastronomia-2024

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