海産物取り扱い関係企業による見本市「シーフードショーラテンアメリカ2024」が、サンパウロ市の「Distrito Anhembi」で10月22日から24日の3日間にわたって開催された。中南米16カ国から参加があり、会場には100軒のブースが並び、3日間で業界関係者3300人が訪れた。ブラジル和食協会(ABGJ、白石マルセロ会長)協賛。
同イベントは、海産物業界のビジネス促進を目的として2022年から開催されている。ブース出展以外にも、日系レストランシェフによる試食会やブラジル、ラテンアメリカにおける魚介類の重要性講演会、ブラジル寿司コンペティション、インド洋マグロの解体実演なども開催され、大盛況だった。
サンパウロ市の日本食レストラン「藍染」のオーナーでもある白石ABGJ会長は、「今回はこれまで以上に企業が出展していて驚いています。日系レストランに欠かせない魚介類ですが、ここでの出会いが良い商談に繋がることを期待しています。今年から始めたブラジル寿司コンペティションも無事に終えることができて良かったです。安心と和食がブラジルに普及していく喜びを感じています」と述べた。
日本産品卸会社ヤマト商事と日本食レストランを経営する本田総一郎社長は、「これだけ海産物を扱う企業が多くあるとは知らなかった。各ブースを回り商談を行いましたが、非常に興味深く、商談に最適だと思いました。来年も開催予定と聞いたので、また参加したいです」と述べた。