【既報関連】日本大使館職員を騙る日本語での詐欺電話注意報道が連日行われているが、弊紙を騙り、購読料の支払いを求める日本語での電話詐欺に遭ったとの連絡が6日、サンパウロ市リベルダーデ区在住の90代女性から編集部に寄せられた。女性は日本語での詐欺電話に注意していたため騙されることはなかった。
女性によれば、詐欺電話は録音された流暢な日本語で「ブラジル日報の者です。購読料の支払いが溜まっています。支払いについては、1のボタンを押して下さい」と案内を述べるという。
女性は弊紙の日本語電話詐欺注意記事を読んだばかりだったため、「あ!同じ手口だ!と思って、慌てて電話を切りました」という。その後、電話がかかってくることはなかった。
女性は購読料の支払いを離れて暮らす娘に頼んでおり、「新聞を読んでいなければ、忙しい娘が支払いを忘れているのかもしれないと思って、引っかかっていたかもしれません。私が新聞を購読していることをどうやって知ったのかが気がかりです」と話し、読者へも注意を呼び掛けた。
弊紙では、購読料の支払いについて電話で確認を行うことがあるが、機械音声は用いていない。詐欺が疑われる場合は一度電話を切り、弊紙電話(11・3164・0474)に掛け直し、案内を受け直すことを勧めている。