箏曲演奏会を三重会館で20日に=ブラジル箏曲宮城道雄の会

熊井さんと長瀬会長

 ブラジル箏曲宮城道雄の会(長瀬令子会長)は第32回筝曲演奏会を20日(金)午後2時から三重県人会館(Av. Lins de Vasconcelos, 3352 – Vila Mariana)で開催する。入場無料。
 案内に編集部を訪れた長瀬会長と熊井邦子さんによれば、27年前に三重県人会の周年行事の折、宮城道雄の会代表が来伯したのが縁で、同県人会と関係が深まり、同会館で筝曲部として毎週練習をするようになった。
 長瀬会長は「長引いたコロナ禍の中、練習もままならなかったけれど、会員の皆さんが一生懸命に練習してこられました。ぜひその成果を聴いて下さい」と語った。パンデミック中に生徒数は減ったが、現在14人に回復し、ブラジル人も2人に増えたという。
 当日は、「赤とんぼ」「さくら」「小学唱歌メロディー」のような懐かしい曲から、「六段の調」「春の訪れ」「鶴の声」のような伝統的な箏曲、最後は西洋音階の「コンドルは飛んでいく」など多彩な12曲が演奏される。17弦箏の演奏も見られ、チェロ、尺八なども加わる。尺八の共演者は、シェン響盟、トミック梅京、山岡洋山。
 問い合わせは、電話(11・3289・3303、11・98895・4774)まで。

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