在伯青森県人会創立70周年記念式典に参加した小谷知也青森県副知事ら慶祝団9人は、式典開催2日後の10月22日午後1時30分に同県人会関係者と共にサンパウロ市パウリスタ大通り近くのJICAブラジル事務所(宮崎明博所長所長)を訪問した。
現在、JICA日系社会ボランティアとしてブラジルに滞在している古里祐佳さんは青森県むつ市出身で、今回の周年行事の慶祝団に山本知也青森県むつ市市長(青森県むつ市・41歳)もいたことから、顔合わせも兼ねて面談が行われた。
古里さんは、現在ロライマ州(Roraima)で日本語教育隊員として活動を行っている。同州はブラジル北部に位置し、アマゾナス州とベネズエラの国境との間に挟まれており、古里さんは現在ブラジルに派遣されているボランティアの中でサンパウロから一番遠い地で活動している。
古里さんは、遠方であることからオンラインで現地での活動を報告し、山本市長ら慶祝団による質問に答えるなど和やかな面談が行われた。
また、JICAの移住者団体に対する助成金交付事業民間連携事業で、在伯青森県人会館内にDAIKINのエアコンが導入された。そのことに対して小谷副県知事は、「県人会の環境整備へのご協力をいただき誠にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。