ダイソーブラジル(大野恵介社長)は5日、同社直営店45店舗で、日本の食品会社「かどや製油」のごま油販売促進イベントを正午と午後6時開始の2部制で行った。
同イベントは、日本全国胡麻加工組合が2017年に制定した11月5日の「ごまの日」にちなんで開催。ごまの日は「良い(11)ご(5)ま」の語呂に合わせて制定された。
イベントでは店舗を訪れた客に対し、かどや製油のごま油がかかったポップコーンを配布。ブラジルでも馴染みのあるポップコーンにごま油を組み合わせることで、当地でのごま油定着へ繋げる狙いだ。
かどや製油は、日本のごま油業界で販売シェア率50%を誇る最大手企業。同社ごま油容器は特徴的な「イエローキャップ」と呼ばれる蓋部分を有し、日本ではごま油の代表格として認知されている。
同社は現在、日本国内のみならず海外での販売拡大に取り組んでおり、世界最大の日系社会があるブラジルでの新規需要に目を付け、ダイソーブラジルを通じて家庭向けとして昨年9月から本格的に販売を開始した。
ダイソーブラジル社の繩井・アンドレッサ・かおりさんはサンパウロ市リベルダーデ区のダイソー店舗でのイベントの様子を視察。繩井さんは「試食された方々から好評の声をいただき、嬉しく思います。今後もお客様が楽しめるような販促イベントを行い、日本のいい商品がブラジルに根付くよう頑張りたい」と述べた。
イベント販売プロモーション企画担当の岡のりえさんは、「今回のイベントを機に、かどや製油のごま油を多くの方々に知っていただき、日常的に使用してくれるファンが一人でも多く増えることを願っています」と述べた。