28日朝の会見で経費削減策について説明するハダジ財相(28日付G1サイトの記事の一部)
【既報関連】ハダジ財相は27日夜、700億レの歳出削減策を提案したが、市場の投資家は失望売りで一時1ドル=6レアルの過去最安値をつけた。財相は最低賃金の伸びを抑制、軍人年金の制限、月額5万レを超える高額所得への税率引き上げなどを発表。だが、同時に月収5千レまでの所得税を控除対象とするなどの減収方針も発表したため、削減効果を弱めるものとして市場は悲観論を強めた。また実施には連邦議会の憲法改正補足案(PEC)が不可欠なため、一筋縄ではない可能性が予想される。