池崎商会(池崎リカルドCEO)が主催する「第1回ビューティーシティ」が、28日午後3時からサンパウロ市リベルダーデ区の同商会店舗「Ikesaki Cosméticos Praça da Liberdade」(Av. Liberdade, 146)で開催された。今回のイベントは、同社創設60周年を記念したブラックフライデー期間中の年内最後のプロジェクトで、レジーナ・ヌーネスサンパウロ市市長夫人や美容業界の大手ブランド代表者も参加。店内に新しく開設した「ビューティーシティ・イケザキ」スペースの公式オープンも行った。
イベント冒頭にはヌーネス夫人が登壇。ヌーネス夫人はパンデミックに入る4年前まで美容サロンを経営し、池崎商会の顧客でもあったという。ヌーネス夫人は「池崎には私のサロンでも大変お世話になり、創業者の故・池崎博文さんの子女であるマルシアさんやスージーさんとも友人です。ブラジルの美容業界をけん引して良質な製品を手ごろな価格で提供し、サンパウロの経済に大きな貢献を果たしてきたことに敬意を表します」とあいさつした。
続けて、コスメティックコンサルティングのテクニカルディレクターであるアドリアナ・ソウザさんが、化粧品のトレンドに関する特別なプレゼンテーションを行った。
今回のプロジェクトでは、建物の4階フロアに美容を愛する人々が集う新たなスペース「ビューティーシティ・イケザキ」が開設された。ヌーネス夫人と池崎マルシアさん、池崎スージーさんがテープカットを行い、新たな門出を祝った。
「ビューティーシティ・イケザキ」は、美容に特化した大規模イベントや専門家との交流、新商品やトレンドの発表、さらにインスタ映えするフォトスポットなど、多彩な体験を提供するために特別なスペースとして設計されている。オーディオルームや美容サロンも併設されている。ガルボン・ブエノ街の店舗が小売りに特化しているのに対し、消費者により商品の魅力を体験できる機会を提供するのがねらいだ。
午後4時からは美容業界の主要ブランド(Ruby Rose, Ricca (Belliz), Salon Line, Coty (Monange e Risqué), Kiwi (Henkell), Eico, Vizzela, Braé e Taiff)の新商品やアクティベーションが初公開され、招待者に商品説明や試供品が提供された。池崎のデジタルマーケティングを担当する佐藤ビアさんによると、来年3月までのコンセプトは「家」で、家の各部屋をイメージしたスペースに様々な美容品ブランドの商品が紹介展示され、試用もできる。
ブラックフライデー期間であることから店内では最大70%の割引セールが実施されたほか、人と環境に優しいブラジル国産ブランドのPRと活性化にも力を入れるため、店内では、BellaやRAAVI、nascaなどの商品を使用した脱毛やスキンケア、ヘアケア、ネイルを試せるコーナーも設けられ活況を呈した。
なお、「ビューティーシティ・イケザキ」は12月1日から週末のみ一般公開される。入場無料だが、チケットサイト「Sympla」(1)にて事前登録が必要。