リベルダーデ最新情報を発信=フォロワー14万人誇る金子さん

achadosdaliberdade管理者エジソン金子さん

 「リベルダーデから日本文化、アジア文化を皆さんに知ってもらい体感してもらいたい」―そう語るのは、インスタグラムのサンパウロ市リベルダーデ区紹介アカウント「Achados da Liberdade」を運用する金子エジソン直人さん(58歳、2世)だ。
 同アカウントはリベルダーデのイベントや飲食店、その他店舗、地域にまつわるニュースなどを中心に動画で紹介しており、フォロワー数は14万3千人を誇る。
 金子さんはサンパウロ市に生まれ、大学で工学を学んだ後、4年間、大阪の「石川布団」でデカセギとして働いた。当時は大阪にデカセギも多く、同工場でも120人ほどブラジル人がいたという。
 その後、帰伯して父がラッパで経営していた飲食店を手伝い、その後はブラスで親戚が経営していた洋服工場を手伝っていたという。そんな中、心筋梗塞を起こして入院。それを機に安定した正社員の仕事を探していたが、年齢や職務経歴からなかなか見つからなかったという。
 インスタグラムの同アカウントは2015年から共同で始めていたが、共同管理者が本業に集中することから離脱。翌年から金子さん一人でアカウントの運営を行うようになった。そんな中、就職先も見つからなかったためアカウント運営に集中し、どうやったらフォロワーや広告収入が増えるのかを研究した。
 2016年時はまだフォロワー数は4千人程度だったが、リベルダーデ情報を投稿し続けているとパンデミック前の2019年には3万人弱まで増えた。コロナ禍と同時にオンライン化が進んでフォロワー数が激増、今では14万人を超えるまでに成長した。
 金子さんは「コロナはどこも大変でしたが、少しでも明るいニュースがあればと思い、リベルダーデのノビダーデ(最新情報)を投稿してました。『どこの店でデリバリー始めたよ』などの情報も流したところ好評で、どんどんフォロワーが増えて本当に励みになりましたね」と当時を振り返る。
 続けて、「今ではリベルダーデはサンパウロを代表する観光地の一つになりましたが、これからもこの大好きな場所の情報発信をして、多くの皆さんにここが好きになってもらって、観光にきて体感して楽しんでいただけるように頑張りたいです」と述べた。
 金子さんの「Achados da Liberdade」のインスタグラムアカウントIDは@achadosdaliberdadeで検索を。

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