《記者コラム》「コチアは潰れたが負け犬ではない」=ブラジル農業界を大躍進させたCAC=世界10億人への食糧供給の礎に

コチア産組解散を報じる1994年10月1日付パウリスタ新聞

コチア産組は潰れたが、負け犬ではない

 「コチア産業組合(CAC)があったから我々コチア青年は、ブラジルに来ることができた。コチアは戦後すごい力を持っていた。だが残念ながら潰れてしまった。このままでは負け犬のようなイメージで語られてしまうのではないか。もう一度コチアの功績を見直して、それがやり遂げたこと、今に残るその成果をきちんと語り継いでいきましょう」――清和友の会の中沢宏一会長は11月23日、ツアー企画「第5回ブラジル日系社会遺産遺跡巡り」の冒頭で、今回の主旨をそう説明した。

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