外貨準備金の人民元が急増=1%から5%、脱ドル化へ

100元札(3日付CNNブラジルの記事の一部)
100元札(3日付CNNブラジルの記事の一部)

 ブラジルと中国は2023年、米ドルを介さず自国通貨で直接取引を行う二国間協定を締結した。この動きは、外貨準備金の通貨配分の多様化や新興国で広まる「脱ドル化」の潮流と相まって、中国人民元の戦略的重要性が高まる要因となっている。ブラジル中銀によると、ブラジルは23年末時点で1240億元を国際準備金として保有しており、19年は1・1%だった準備金に占める割合も、23年は4・8%に増えた。一方、米ドルの割合は86・77%から79・99%に減少したと、3日付CNNブラジル(1)が報じた。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

最新記事