サンパウロなど8都市で実施=24年第2回日本語能力試験

教室へ向かう受験生

 日本語の能力を測定し、認定する「日本語能力試験」(JLPT)の2024年第2回が1日、世界各国で行われ、ブラジルでもサンパウロ市をはじめ全8都市で実施された。
 同試験は国際交流基金が主催する日本語を母語としない人を対象にした世界最大の日本語試験で、年に2度行われる。N1~N5の5つの級数があり、N1が最も難しい。
 会場となったサンパウロ市リベルダーデ地区の私立大学FMUには、午前7時ごろから受験生が続々と訪れ、教室に入った。試験科目は言語知識・読解(文字・語彙、文法、読解)、聴解がそれぞれ出題。受験生たちは真剣な様子で問題に取り組み、試験が終わると緊張が解けた様子で、手応えを友人らと振り返っていた。
 ブラジル国内で試験を年2回開催しているのはサンパウロ、ブラジリア、リオ・デ・ジャネイロ、ポルト・アレグレの4都市。7月または12月の年1回開催しているのはロンドリーナ、ベレン、サルバドール、マナウス、クリチバで、今回新たな会場にフロリアノポリスが追加された。
 1日、他都市ではベレン、ブラジリア、ロンドリーナ、マナウス、ポルト・アレグレ、リオ・デ・ジャネイロで行われた。試験結果は1月下旬からオンラインで確認できる。詳細はCBLJのホームページから。

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