デイリーアーカイブ 4月 9, 2025

恩赦法=今週の下院の議題から外れる=デモ後もリーダーらが懸念示す=モッタ議長も慎重姿勢崩さず

 6日にボルソナロ前大統領がサンパウロ市パウリスタ大通りでデモを行った翌日も、23年1月8日の三権中枢施設襲撃事件で有罪となったり、勾留されたりしている人たちへの恩赦法の審議は優先される気配はなく、今週の下院の緊急議題には入らなかっ...

サンパウロ州とリオ州で豪雨被害=2市で非常事態宣言も

 気候変動や地球温暖化により自然災害がより頻繁かつ甚大になるとの説を実証するかの如く、4日以降、南東部を中心に月間平均降水量を上回るほどの強い雨が降り、非常事態を宣言する市も出た。(1)  サンパウロ州では4日の時点で...

リベルタドーレス杯、パルメイラスとセーロが因縁の対決

 リベルタドーレス杯では9日、アリアンツ・パルケでパルメイラス対セーロ・ポルテーニョ(パラグアイ)戦が行われるが、これは因縁の対決となる。それは、3月6日に行われたU20(20歳以下)版のリベルタドーレス杯の試合で両チームが対戦した...

青年を川に投げ捨てた軍警、殺人未遂で書類送検に

 サンパウロ市市警が、昨年12月にサンパウロ市南部ヴィラ・クララの橋から25歳の青年を川に投げ捨てた軍警ルアン・フェリペ・アルヴェス・ペレイラ容疑者を、殺人未遂容疑で書類送検した。この事件は、青年が突然軍警に迫られたことに驚き、バイ...

マット・グロッソ州の国道でも悲劇起こる

   6日はサンタカタリーナ州でエタノールを乗せた大型タンクローリーが国道101号線で横転し、爆発、炎上した事故が話題となったが、同日夜、マット・グロッソ州カンポ・グランデ付近の国道60号線で、飲酒運転の車が反対車線...

メルカド・リーブレ=ブラジルに340億レ投資=ルーラ同席で共に発表

 アルゼンチンに本拠を置く電子商大手メルカド・リーブレがルーラ大統領と共に記者会見を行い、2025年に340億レアルの投資を行うと発表した。7日付フォーリャ紙(1)が報じている。  340億レアルという額は、2024年にメルカド・...

ミナス・ジェライス州=「新しい盗賊団」の犯行か=内陸部の軍警本部と銀行狙う

 ミナス・ジェライス州で武装した強盗団が軍警中隊の本部を襲うと共に、銀行強盗を行った。同州政府は「新しい盗賊団」と呼んで恐れている。8日付G1サイトが報じている。  事件が起きたのは8日未明で、午前1時45分頃、同州内陸部のグアシ...

モジ秋祭りで伝統の灯ろう流し=農家の心意気示す農産展=雨降りでも文化展示賑わう

 「家族の伝統行事なので、私が生まれた16年前以前から灯ろう流しに参加しています」―キモト・サオリ・レチシアさん(16歳、4世)に、小雨がそぼ降る夕暮れの池のほとりで「いつから参加しているか」と質問したら、そう答えてほほ笑んだ。モジ...

セルラー盗難対策を強化=返還促す警告メッセージ

 連邦政府は7日、携帯電話の盗難対策である「安全なセルラー(Celular Seguro)」プログラムを強化し、盗難端末に新たなSIMカードが挿入された場合、ショートメッセージやワッツアップを通じて、使用者に当該端末の返還を促す通知...

パラナ、兵庫のサッカー少年が交流=ポルトゲーザ、田島さんが仲立ち

 兵庫県の少年サッカークラブ「アリバサッカークラブ」の生徒5人が2月19日、パラナ州3部のサッカーチーム「ポルトゲーザ・ロンドリネンセ」のトレーニングに参加した。  アリバサッカークラブ(三井裕太監督)は兵庫県宝塚市などを拠点に活...

私の回顧録=五十嵐司=(5)

 そのうち空襲が激しくなったため岩手県盛岡市郊外の小岩井農場(三菱系、東山農事株式会社農場)とその近くの農林省種馬育成所に半分ずつ学級疎開するようになった。私たちのクラスは小岩井組であった。  さて、父は満州中央銀行の理事を1期4...

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(142)

 保安課とは、州政府の公共保安局傘下のDOPS(政治社会保安部)のことであろう。  驚くなかれ、そこに米英の領事が乗り込んで指令していたというのだ。こうなると、陰に隠れての工作ではなく、表舞台に現れての堂々たる作戦指揮である。  なお当...

芸術フットボールを追い求めて=沢田啓明=第7回=W杯予選でアルゼンチンに大敗=好選手いても名監督不在で迷走中

 3月25日、ブエノスアイレスで行なわれた2026年W杯南米予選第14節で、セレソン(ブラジル代表)は宿敵アルゼンチンに1―4の大敗を喫した。  高い位置でのプレスが全く効いておらず、中盤がスカスカ。これでは最終ラインはたまらない...

【8日の市況】Ibovespaは前日比1.32%安の12万3931.89ポイント=ブラジル市場は4日続落、ドルは一時6レアル台へ

 米国と中国の間で貿易摩擦が再び激化し、関税戦争の様相を呈している。米国が中国からの輸入品に対して104%という過去に例を見ない高関税を発動すると発表したことで、世界の金融市場に警戒感が広がった。ブラジルの代表的な株価指数であるIboves...

ブラジルの新たなチャンスはどこに?=トランプ関税で世界経済不安定化

 トランプ政権による関税引き上げにより、ブラジルには10%の追加関税という比較的軽い負担が課され、相対的には米国市場で競争力が短期的に増す可能性がある。中国が米国製品の輸入を減少させる分、ブラジルの農産物や進展する貿易協定が新たな機...

ディープフェイクポルノ深刻化=「まさか幼馴染みの同級生が!」

 人工知能(AI)を用いて実在の人物の写真を加工し、身体の露出を含む形に改変して拡散する行為が、特に10代の若者に深刻な精神的被害を引き起こしている。6日付のドイチェ・ヴィレ(DW)など(1)(2)が報じた。  リオ市では15歳の...