【2025年新年号特集号】平和と幸福、慶びに満ちた新年に=サンパウロ日伯援護協会会長 税田パウロ清七

税田パウロ清七

 新年明けましておめでとうございます。
 2025年の幕開けにあたり、ブラジル日報協会の読者の皆様方におかれましては健康に留意され、繁栄と平和、幸福と慶びに満ちた新年となることを祈念いたします。
 さて、昨年24年は新型コロナウイルスの重篤な症例はほとんどありませんでしたが、健康監視の緩和等により、年初にデング熱の症例が爆発的に増加。ブラジルの病院ではデング熱患者で過密状態となりました。今年中に事態が収束し、武田薬品や他の研究所のワクチンが供給され、ブラジルの全人口に接種されることを願っております。
 また昨年、ブラジルでは市長及び市議会議員選挙、米国では第47代大統領に就任したドナルド・トランプ氏の勝利による大統領選挙も行われました。
 援協では昨年、予定されていたすべての活動が成功裏に実施されたました。以下の8項目において詳細を報告させていただきます。
(1)福祉部では、2月9日に利用者とボランティアによるカーニバル、6月14日にはフェスタ・ジュニーナ、9月には高齢者週間、12月には忘年会をそれぞれ開催しました。
(2)スザノ・イペランジアホームでは3月2日、3日、9日、10日の4日間、伝統的な「ダリア祭」を初めて2週末にわたって実施しました。
(3)サントス厚生ホームは3月20日、レストラン「金星クラブ」と提携して夕食会を開催。6月23日にはフェイジョアーダ・ビンゴ大会、9月22日には、多くの協力関係者が出席して創立50周年記念式典が行われ、特別昼食会のほか各種ダンスやカラオケも披露。11月には、「金星クラブ」とのパートナーシップによる夕食会も開かれました。
(4)カンポス・さくらホームでは、7月20日、21日、27日、28日、8月3日、4日、10日、11日の4週末にわたり、第52回さくら祭りを開催しました。
(5)PIPA(自閉症児療育施設)では、4月、5月、9月、10月にAcampadentro(PIPAの生徒と教師が、外部で一晩集団生活をする活動)を実施。7月12日、13日、14日には県連主催の日本祭りにも参加しました。
(6)4月27日にはサンパウロ日伯援護協会(援協)及び日伯福祉援護協会(日伯福祉援協)の定期評議員会と定期総会、10月26日には定例評議員会を行いました。
(7)リベルダーデ医療診断センターは6月14日、15日と、10月5日にそれぞれ、身長・体重・血圧測定、血液像検査、総コレステロール、中性脂肪、血糖値、尿素、クレアチニン、肝機能検査等からなる高齢者無料検診を実施しました。
(8)日伯友好病院、サンミゲル・アルカンジョ病院、イタペチニンガのレオ・オルシ・ベルナルデス病院でも多くの社会活動が行われました。
 結びに、2025年がブラジル日報協会と読者の方々をはじめとする日系社会の皆様にとりまして、数多くの成果をもたらす年となることを祈念致しまして、私の年頭の挨拶とさせていただきます。
   2025年 元旦

最新記事