池坊ブラジル支部が初生け=日伯外交130周年テーマに

右端がザニーニさん、右から2人目が河村支部長

 池坊ブラジル支部(河村徳子(とくこ)支部長)は11日(土)、12日(日)午前10時から午後5時までサンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパラセホテルのメザニーノ階(R. Galvão Bueno, 425)で「初生け2025」を行う。初生けは創立以来の伝統行事で、今年で57回目を迎える。入場無料。
 今年は日伯外交樹立130周年を迎えたことから、テーマは「130周年」で、会員が計40杯ほどの作品を展示する。日本の初生けでは松竹梅などを使うが、ブラジルでは季節が違うため、柳などの花材も使って初生けを行うという。
 6日、案内に訪れたアンジェロ・セラフィーノ・ザニーニさん(69歳)は「元々花が好きだったこともあり、25年間生け花を続けている。花の調達、扱い方、整え方などそれぞれに美意識が込められている。そんな生け花の精神性に魅かれている。今回は130周年を祝って、日伯国旗の色を散りばめた生け花をイメージしている」と述べた。
 河村支部長は「130周年を祝う最初の生け花イベントとなります。重要な節目を祝うような生け花を、会員それぞれが創意工夫しますので、ぜひ楽しみにいらしてください」と呼び掛けた。

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