「令和6年度第2回日系農業者等連携強化会議」が31日から2月1日、サンパウロ市で開催される。31日はブラジル宮城県人会会館で24年度訪日事業の実施結果報告を中心に、今後の意見交換会を開催。2月1日は農業現場視察でサンパウロ市郊外へ足を伸ばす。
オンライン参加も可能なハイブリッド形式。参加者はブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、メキシコなどの中南米諸国の日系農業者及び農協関係者、在外公館、JICA、農林水産省、日本企業など。
今回は中南米農業技術交流プログラム参加企業①株式会社 黄金の村(ゆず生産企業 ブラジルでの柚子生産とヨーロッパ・アメリカへの販売) ②株式会社パルサー・インターナショナル(葉面散布肥料オルガミン販売)も現地で参加する。使用言語は日本語、ポルトガル語、スペイン語で、同時通訳で開催される。会議の目的は、日本と日系農業者間や日系農業者同士の交流を促進すること。
農林水産省からの委託で中央開発株式会社(CKC)が実施する事業「令和6年度中南米日系農業者等との連携強化・ビジネス創出委託事業」は、中南米日系農業者同士の連携強化および、日本・中南米間のビジネス創出を目指すもの。
オンライン・対面形式での会合、並びに視察や研修は中南米の日系農業者同士の友好関係を築いている。農産業情報交換はワッツアップグループで行い、農場を訪問し合い、互いの活動で補完的な知見を得たり、家族ぐるみの付き合いを始めた同窓研修員なども出て、文字通りの連携が事業内外でも行われている。
中南米各国の日系農業者が一堂に会す今強化会議は31日午前9時から、去る10月から11月に行われた訪日研修に参加した参加者が事業実施報告を行う。さらに次年度事業内容についての意見交換も行われ、その後交流会の時間が設けられている。2月1日はサンパウロ市近郊ピンドラーマ(モジ市)にて農村観光や、果物や水耕栽培の農場を視察する。
1月31日はオンライン参加も可能(無料)。参加希望者はリンク(https://nikkeiagri.jp/R6/cooperation.html#02)から登録できる。詳細問い合わせは、中央開発株式会社(担当:余川、nikkeiagri@ckcnet.co.jp)まで。プログラムはこちら(https://www.nikkeiagri.jp/R6/doc/Programa_2025.01.pdf)から。