米国海洋大気庁がラニーニャ現象発生を正式に確認、4月まで継続か

ラニーニャ現象発生を確認したが4月には弱まるとの予想を報じる9日付G1サイトの記事の一部
ラニーニャ現象発生を確認したが4月には弱まるとの予想を報じる9日付G1サイトの記事の一部

 大雨の被害はミナス州やエスピリトサント州でも出ているが、今年に入ってからの南東部の雨の多さを説明する要因の一つは太平洋東部赤道海域の海水温が平年以下となるラニーニャ現象だ。米国海洋大気庁(NOAA)は9日、ラニーニャ現象は昨年12月に始まっており、2~4月まで続く確率は59%と発表した。ラニーニャ現象時は南部や南東部の海岸沿いを通る寒冷前線の移動が促され、北部~南東部間の湿気の回廊(南大西洋収束体、ZCAS)形成が進む。ZCAS発達は数日間続く集中豪雨や日照時間減少による農業への影響も招き得る。北部や北東部の雨増加は朗報でもあるが。(1)(2)(3)

 

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