ボルソナロ前大統領の米国行きに壁、旅券返却ならず

モラエス氏の選挙高裁長官就任式でのボルソナロ大統領(当時)とモラエス判事(22年8月16日、Antonio Augusto/Secom/TSE)
モラエス氏の選挙高裁長官就任式でのボルソナロ大統領(当時)とモラエス判事(22年8月16日、Antonio Augusto/Secom/TSE)

 アレッシャンドレ・デ・モラエス最高裁判事が16日、ボルソナロ前大統領からの旅券返却要請を却下した。前大統領は17日に渡米、20日のトランプ氏の大統領就任式やそれに伴うイベントに出席をと願っていたが、夢は潰えた。検察庁は前日、「前大統領の『私的利益』のための旅行は旅券差し止めという予防措置の背後にある『公共の利益の高い価値』を上回るものではない」との意見書を出しており、モラエス氏も、三権中枢施設襲撃事件で有罪となった人達の逃亡を支援するかの発言などの言動を挙げて要請却下を正当化した。前大統領はミシェレ夫人を代理に送る可能性がある。(1)(2)(3)(4)

 

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