元ブラジル代表サッカー選手ロナウジーニョ・ガウショが新たに立ち上げたサッカープロジェクト「魔法使いマニュアル」が、開始からわずか数週間で30万人以上の登録者を集め、大きな注目を集めていると16日付CNNブラジルなど（1）（2）（3）が報じた。このプロジェクトは、サッカーを愛する若者たちに、ロナウジーニョ自身が体得したプレイの秘訣を伝授し、選抜を通じて次世代の才能を発見、育成することを目的としている。
これは、ロナウジーニョがサッカーの基本的な技術を細かく解説するオンライン講座として開設された。ドリブル、パス、シュート、ボールコントロール、セットプレーといった基本技術はもちろん、選手としてのメンタリティや戦術的な要素も含まれており、彼のサッカーに対する深い理解と知識が詰まっているという。
注目すべきは、ロナウジーニョが自らのキャリアを通じて得た技術や経験を、ビデオレッスンとして公開している点だ。このコースは、サッカー選手としての成長を望む7歳から25歳の若者に向けて提供されている。
更なるプロジェクトの詳細は1月26日に行われる公式発表ライブで明らかにされる予定だ。このライブ配信では、選抜プロセスに関する具体的な情報や、参加者がどのようにしてロナウジーニョから直接指導を受けることができるのかが紹介される。ライブ配信を通じて、さらに多くの登録者が集まり、選抜システムへの関心が高まることが予想されている。
昨年12月20日付ヴェージャ誌サイト記事によれば、プロジェクトは従来のサッカー指導法に革命をもたらす可能性があるとされている。オンラインプラットフォームを活用した技術指導は、地理的な制約を受けずに世界中の若者にサッカーの楽しさと技術を広めることができる。ロナウジーニョはその名声と影響力を駆使して、サッカー界に新たなエコシステムを築くことを目指しているという。
このプロジェクトは単なるオンラインコースにとどまらず、実際の選抜イベントを通じて若手選手に対する実践的な評価も行う。選抜はブラジル国内の主要都市で開催され、参加者はロナウジーニョ自身から直接指導を受けるチャンスを得る。この選抜イベントでは、スポーツの専門家や元選手、コーチらが参加者を評価し、最終的な選抜段階ではロナウジーニョが直接激励を送る。
「魔法使いのマニュアル」はサッカー技術や戦術の指導だけでなく、選手としての心構えやサッカーを楽しむ姿勢を育むことにも重点を置いている。ロナウジーニョは「サッカーが僕にくれた全てに感謝する方法」としてこのプロジェクトに取り組んでおり、自身の経験を活かし、プレイを通じてサッカーの哲学や情熱を伝え、次世代の選手にインスピレーションを与える意向だ。同プロジェクトは、ロナウジーニョの経験を次世代に伝える重要なステップとなる。
