社内トイレで隠しカメラ発見=男性従業員が同僚女性を撮影か

トイレ内に設置されていたカメラ付き携帯電話(Foto: Polícia Civil/Divulgação)
トイレ内に設置されていたカメラ付き携帯電話(Foto: Polícia Civil/Divulgação)

 中部ゴイアス州ルジアニア市にある会社内の男女兼用トイレで、洗面台の下に隠されていたカメラ付き携帯電話が発見された。カメラは作動した状態で便器に向けられており、誰もいないはずの室内で流れる音楽を聞いた女性従業員が、その存在に気づいたという。23日付G1など(1)(2)(3)が報じた。
 事件は21日午後、同市セトール・フマル地区にある会社で発生。通報を受けて現場に到着した警察は、新聞と段ボールで覆われたカメラ付き携帯電話を確認した。接続されたイヤフォンからは音楽が流れていたという。
 携帯電話を発見した女性従業員は上司に報告し、社内で確認したところ、その携帯電話は同社所属の男性従業員のものであることが判明。容疑者は警察に連行された。
 警察は、その携帯電話がトイレ内の撮影をしていたことを確認したが、録画データの分析には裁判所の許可が必要であるため、詳細な調査は未だ行われていない。
 容疑者は警察の事情聴取に対し、携帯電話が自分のものであることを認めており、同僚が薬物を使用している場面を録画するためにトイレに置いたと主張しているという。また、トイレは男女兼用であったが、女性も使用することは認識しており、カメラが便器に向けられていた理由については説明しなかった。
 警察によると、容疑者は被害者の同意なしにヌードシーンを撮影したとして書類送検され、その後釈放された。当該携帯電話は押収され、ヌード映像の流出など、その他の重大な犯罪がないかを分析されることになる。容疑者の身元は公開されていない。
 会社側はTVアニャンゲイラの取材に対し、被害者がショックを受けていると説明し、彼女に精神的サポートを提供するとともに、通常通りの給与支払いで一時的に休業を取ることを許可したと述べた。

最新記事