ディスカバーニッケイフェス=日系家族の歴史を語る、8日

ディスカバーニッケイフェス

 米国ロサンゼルスの全米日系人博物館が運営するサイト「ディスカバーニッケイ」が2月8日、開設20周年を記念したイベント「ディスカバーニッケイ」フェスを開催する。
 同イベントにはサンパウロ人文科学研究所の保久原淳次ジョルジ理事長がパネルディスカッション企画「世界のニッケイファミリーストーリー」にパネリストとして招待されている。保久原氏は沖縄にルーツを持つ自身の家族の歴史を綴った著作『O Súdito – Banzai, Massateru!』(2008年刊行)を中心にブラジル移民史を語る予定。
 保久原氏は「主催者との打ち合わせの際、ブラジルの日系移民史は、アメリカやカナダにおける日系移民の歴史に比べて国際的に知られていない部分が多いと感じた。個人としての招待だったが、この機会に人文研の活動についても語りたい。本の中では臣道連盟や勝ち負け事件関係の記述もあり、ブラジル日系移民の歴史を語れる貴重な機会だと思っている」と語った。
 保久原氏の他、パネリストにはミチ・ホンマ(米国)、アンドリュー・ハセガワ(オーストラリア)、ハルミ・ロペス・ヒガ(ペルー)、グース・ホカマ(アルゼンチン)各氏が招かれており、ニッケイ家族のストーリーをテーマに議論する。
 英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語の同時通訳付き。
 パネルディスカッションにはオンラインで無料参加できる。パネルディスカッションは、ブラジル時間2月8日午後8時半から行われる。オンライン参加には前日7日午後3時までに事前登録が必要。
 申し込み方法やイベントの詳細については、全米日系人博物館の公式ウェブサイト(https://discovernikkei.org/ja/events/2025/02/08/6992/)から確認できる。

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