
共同通信は「宮内庁は4日、秋篠宮家の次女佳子さまが6月上旬にブラジルを公式訪問されると発表した」と報じた。同記事によれば、2週間程度で、首都ブラジリアなど複数の都市を訪れる見込みだという。ルーラ大統領を表敬訪問する他、日伯外交樹立130周年関連記念行事へのご出席や、各地で日系人との面会を検討しているとも報じられている。
ブラジル日本文化福祉協会の山下譲二評議員会会長は、「130周年に加え、日本移民の日がある6月に佳子さまにご来伯いただけると分かり、本当に嬉しく思っている。眞子さまがご来伯された際、移民史料館をご覧になった後、エレベーターの中で『このような移民史料がまとまって展示されていることは、若い人にとって大変重要なことですね。私も直に見ることができ、本当に感動しました』とのお言葉を直接賜りました。ぜひ佳子さまにもご覧いただければと願います」と昨日のことの様に鮮明に覚えているという。
さらに「眞子さまは地方の日系社会をお訪ねになり、日系人がどれほど皇室に敬意を持っているかを直接に感じて下さった。佳子さまにもご足労をいただければ、これに勝る喜びはありません」と期待を寄せている。
日本移民110周年の2018年、佳子さまの姉眞子さま(当時)が来伯した。皇族としては初めてマリリア、プロミッソン、平野植民地、アラサツーバ、パラー州トメアスーなど初期移住地を巡られ、開拓先没者の御霊に深々と鎮魂の祈りを捧げられた。7月18~28日までの10日間で総移動距離約1万キロ、5州14市を訪問された。各地で熱烈な歓迎を受け式典が挙行された。
2008年に日本人移住100周年に際して皇太子時代の天皇陛下が来伯し、外交関係樹立120周年だった15年は秋篠宮ご夫妻が訪れた。
3月下旬にはルーラ大統領が国賓として訪日する予定だ。