
マンゲイラツアーを企画している細川多美子さんは、上智大学でポルトガル語を専攻。在学中にブラジルに留学する予定が、諸事情でキャンセルになり就職。当時の日本はまだ女性が企業で活躍できる場が限られていたこともあり、やはりブラジルに行きたいと思い、卒業生でも留学できる制度を利用して、パラナ連邦大学に留学した。
その後、聖市で日本語教師や月刊誌『BUMBA』を発刊しブラジルの魅力を発信する中で永住を決意。2012年以降はサンパウロ人文科学研究所常任理事として活躍している。
サンバに魅せられ、本人が「黒歴史」という浅草サンバカーニバルも含めると35回以上出場しているという。マンゲイラツアーは一度だけコロナの時に一人で出場しただけで29年連続開催。
サンバを語りだすと、いつも以上に饒舌になり、本当にサンバが好きなのが伝わってくる。この多美子さんのサンバ愛にあふれたツアーでパレードに参加できて、普通にはできない体験をさせてもらえた。(麻)