
モジ・ダス・クルーゼス文化協会(モジ文協・津田フランキ理事長)は4月5、6、12、13日に、第38回秋祭り(青柳ダニエル実行委員長)をサンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市の同文協スポーツ施設(Av. Japão, 5919, Porteira Preta)で開催する。土曜日は午前10時から午後10時、日曜日は午前10時から午後9時まで。入場料は30レアル、障がい者や生徒・学生および60歳以上は半額。駐車場は45レアル。
今年のテーマは「平成」。最近モジ・モデル校校長にも就任した松本茂評議会会長は「令和の時代だが、あちこちで戦争が起きている現在、今こそ平成に込められた意味『国の内外、天地とも平和が達成される』が大事という意味で選ばれた」と説明する。

今回も5日午前10時からモジに入植した先駆者らを供養する仏式の慰霊祭が行われる。松本茂モジ文協評議会会長は、「灯篭流しの評判が良く、元々一晩だけでしたが、ブラジル人のお客さんのリクエストで二晩やることになりました」と参加を呼び掛けた。灯篭は1基20レアルで販売され、800基が準備されている。先祖の名前だけでなく、アニメのキャラクターや思い思いの絵柄が描かれている。
会場では恒例の野菜や花卉の品評会や即売会、日本語学校の作品発表、生け花、茶道、折り紙、切り紙、漫画、似顔絵などの展示が見られ、ステージでは終日多様な芸能が披露される。大人気のユーチューブチャンネル「Ola GUTI」のグチさんのブースもあり、ミスやミスター、子どものコンテスト、コスプレコンテスト、和太鼓、コロニア有名歌手による日本歌謡ショーなどが目白押しだ。

食の広場も充実しており、餃子、うどん、ハンバーグ、弁当、和牛の串焼きなども提供される。モジ中央日本人会が提供する焼きそばも大好評で、連日約1千食が売れるという。
元理事長の幸村ペドロ市議は、「グローボTV局で秋祭りのニュースが流れるから、最近はリオ、マットグロッソ、ミナス、バイーア、ブラジリアからもバスで団体客が乗り付ける。毎年来場者が増えており、昨年は13万人で、今年は14~15万人が見込まれています。ぜひ皆さんもご来場を」と呼びかけた。